丸太の日記

胎界主とSoundHorizonのブログ

『絵馬に願ひを!』~大神再臨祭~(廻壱拾漆夜 6/2国フォ)参加記録

Sound Horizon 7.5th or 8.5th Story Concert『絵馬に願ひを!』~大神再臨祭~の
~終ひの公宴~ 廻壱拾漆夜 若しくは…(2023年6月2日(金)東京国際フォーラム)に参加した記録です。

レポではなく個人的な日記です。
聞き取りや考察はないですが、公宴内容に触れているのでネタバレ注意。

開宴前

4/14の市川公宴以来、2度目の参加です。
横須賀か相模で追いチケしようかとも思ったんですが、体調不良などで断念しました。

↓前回参加時の記録

maru-ta11.hatenablog.com

往路

前回車で移動したら運転で結構疲れたので、今回は公共交通機関で移動。
台風の影響で全国的に悪天候でしたが、私の移動経路には大きな影響はありませんでした。

せっかく東京に行くので他に行ってみたい場所もありましたが、天気がどうなるか分からなかったのでやめました。

長傘は移動や会場で邪魔になりそうなので、迷ったけど折り畳み傘を選択。
風に煽られ何度もひっくり返りましたが、雨はそこまで強くなかったのでどうにかなりました。
東京ではほぼ地下から移動できたし、悪くない選択だったと思います。

千代田区の最高気温は24℃くらいだったか。
雨に濡れたら寒いかなと思って長袖インナー+長袖シャツにしましたがちょっと暑かった。
特に地下道が結構蒸しました。

開場前

15時半ごろ東京駅に到着。
現地レポを見ると、やはりぬいぐるみの影響で事前物販は長蛇の列のようです。
御朱印と絵馬掛けだけ先にやろうかと思っていましたが、物販列と分かれてないらしいので開場後に行くことにしました。

帰りの乗車時刻に間に合うか不安だったので、会場から乗り場までのルートを確認しながら会場近くまで移動。
グーグルマップって駅の出口番号まで分かって便利ですね。

会場が近づくと再臨祭Tシャツやトートバッグを身に着けた人や、物販帰りのぬいぐるみを抱えた人がちらほら。ちょっとテンションが上ります。

その後軽食と時間つぶしのため、行ってみたかったモスカフェ西銀座店へ。
雨なので地下道から向かったのですが、日比谷駅の方から行って無駄に遠回りしてしまいました。
地下鉄有楽町駅→JR有楽町駅→銀座駅と行くのが正解でした。

モスではパンケーキシングルと珈琲水ようかんシェイクを注文。
家に帰るまで何も食べなくてもいいようにと多めにしましたが、ちょっと余剰カロリーだったかも。
糖質と脂質のハーモニーで多幸感に包まれたまま、雨脚が強まってきたので会場へ移動。

入場

もっと会場内色々見ておけば良かったかも

場内トイレは混むと思ったので外でお手洗いを済ます。
下の階で何かの展示会の準備か片付けかをやっているのが見えました。*1
あの人達もこの日のためにずっと準備してきたんだろうな、とか勝手に物語を感じました。

席は今回もプレミアムシート。
P席入場列は既になくなっていたのでさっと入場。記念品は2セット目なので保存用にします。

2階に上がり御朱印へ。ちょっと列がごちゃついてました。
今回はちゃんと準備済みの五百円玉を賽銭箱に入れ、狼欒神社の御朱印を授与。
前回は大社だったので2種類揃ってラッキー。

そのままの流れで絵馬掛け所に絵馬を奉納。
皆が写真を撮ってる中掛けるのが恥ずかしくてそそくさと退散しました。

願ひは無難に健康祈願にしました。
この日のMCでRevoさんも言ってましたが、神への願ひって改めて考えると難しいですね。
自分でできることなら自分でやるし、絶対無理なことなら願ってもしょうがないし。

買った時は飾り紐がワサーってなってたので、セロテープで仮止めして整えました。絵はエルとレニーです。

4階へ上がりホールへ入場。
席は下手寄りの、P席の中では後ろの方でした。
前回は上手前方だったので、また違った角度から見ることができて良かったです。石碑も問題なく読めました。
下手側を中心にステージ全体に注目して見てみました。

公宴

参加2回目なことに加えて、各曲のあらすじは把握済みだったので、今回はあまり歌詞に気を取られず、舞台上に集中して観ることができました。

事前戦略

ここまでの公宴での大神達の努力により、各曲の出現条件についてはほぼ明らかになっていました。
この時点で未公開の「参詣せり」曲は残り2曲。
新曲を出して星を集めるか、自分の思った選択、自分の聞きたい曲を聞けるルートを選ぶか、悩みどころです。

自分としてはやっぱり星を集めたかったのと、まだ誰も聞いていない曲を聞いてみたいという欲求があり、未出のせり曲を出すことを優先しました。
また前回参加時は、左ルートが宮比、右ルートが知美の曲だったので、できれば今回は犬彦と御影の曲が聞きたいと思っていました。
となると「生という名の罪過」と「太陽を盗んだ女」の組み合わせになりますが、「太陽を盗んだ女」は前回公宴で選ばれているため、まだ選択が有効のはず。

そこで今回は、第壱参道が左なら「生という名の罪過」を目指し、第弐参道で参詣せりを選んで新曲+星を集め、第参参道で右の「身を焦がす不屈の競技者」を目指す。とい方針で臨みました。*2果たして結果は…

第壱参道

セトリ&選択
第壱参道選択 [前日大神集計結果→参詣す(左)]
星空へと続く…
プロローグエディションでは超低確率で実装されていた死亡ルート。
舞台上に目隠し黒幕が出てきた時点で「何かやるな」と思っていましたが、早速かましてきました。
星が消える展開が示唆されていたのである程度予想していた展開ではありましたが、ざんまいさん?やら天照美禍やらも登場し何が何やら。
終ひといいつつ謎は増える一方で、BDへの期待が高まります。

第弐参道

セトリ&選択
第弐参道選択 [私の選択→参道の記憶 会場集計結果→参道の記憶]
参道の記憶 [私の入力→75858249 会場集計結果→75858249]
捌桁の数字はもちろん予習済みだったので迷わず入力。
入力した人数は発表されませんでしたがどんなもんだったんでしょう。
ここで記憶復活失敗しても面白いな、ともちょっと思いました。

第壱参道(二回目)

セトリ&選択
第壱参道選択 [前日大神集計結果→参詣す(左)]
星空へと続く坂道
狼樂神社
夜の因業が見せた夢 [私の選択→右 会場集計結果→右]
暗闇を照らすヒカリ [私の選択→左 会場集計結果→左]
生と死の遊戯盤
西風のように駆け抜けろッ! [私の選択→左 会場集計結果→左]
生という名の罪禍 [私の選択→左 会場集計結果→左]
私の生まれた地平線
紫青の参道

再び第壱参道。
すべての石碑で自分の選択通りの結果となりました。
犬彦ルートに行けるかどうかは五分五分だと思ってましたが、実際7票差の僅差。
前公宴が宮比ルートだったから逆で、というので若干右が優勢だったのかも。

「狼欒神社」は大塚さんの語りで一気に持っていかれました。
神社関係者の其処ロマがないのも大塚さんを際立たせる演出かと思いましたが、翌日のレポを見た感じ、単に言う隙間がなかったみたいですね。
間奏の中さんのソロパートも良かった。フルの音源には入らないのかな。

「生と死の遊技盤」は2回目の鑑賞で前回よりも落ち着いて見られましたが、それでも次々展開していく曲に圧倒されました。
フルで聴き込むのが楽しみな曲です。

「西風のように駆け抜けろッ」は原曲で好きだった思い出のバースも含めて、全体的に犬彦がノリノリで良かったです。語尾が跳ね上がるのが好き。
その分「生という名の罪禍」の悲壮感も一層際立ちました。

第弐参道(二回目)

 セトリ&選択
第弐参道選択 [私の選択→参詣せり 会場集計結果→参詣す(右)]
星空へと繋ぐ坂道
狼樂大社
夜の罪咎が見せた夢 [私の選択→右 会場集計結果→右]
希望の詩 [私の選択→右 会場集計結果→右]
私の見つけた地平線
太陽を目指して飛べばいい [私の選択→右 会場集計結果→右]
太陽を盗んだ女 [私の選択→左 会場集計結果→右]
ある祖母の記憶
紫青の参道
予想はしていましたが第弐参道は参詣せりにはならず、右の参詣す。
この時点では「あとは消化試合だな」と思っていたのですが、まさかこんなバチバチの解釈バトルが繰り広げられるとは…
2つの分岐点はどちらも2票差。まさに私の一票が公宴の行く末を変えたと言っても過言ではありません。
私と同じく星を集めるために「太陽を盗んだ女」を目指したい大神と、前公宴とは別の曲が聞きたい大神が主に対立した形でしょうか。
後者の気持ちも分かりますが、「なら第弐参道せりにしておけば第参参道は自由に選べたのに…」と思いました。
というかその辺の仕様まで把握している大神がそもそも少なかったのかな。
「狼欒大社」では神社と同じく、深見さんの語りと鈴木さんのパートがかっこよかった。
あと一徹さんが鈴木さんの楽譜落としたのに笑った。
「希望の詩」は今公宴で一番ぐっときた曲でした。
あらすじは既に知っていましたが、生で観る伊坂夫妻の想いはやっぱり違います。
サンホラの、思い通りにならない世界だからこそ希望を抱く意志が尊い、という考え方が好きです。
タイトルの通り希望を歌った詩でした。
「私の見つけた地平線」の「言われても平気な言葉~」は原曲でも好きなパートでしたが、石長ちゃんが手帳に左手を添えずに下ろして(袴を掴んで?)いたのが、心を殺して書いているように感じられて印象的でした。
その後の表情の切り替えも良かった。
「太陽を盗んだ女」は前公宴から連続で、なおかつ全公宴通して6回目と多めだったのでちょっともったいない気もしていましたが、「太陽を目指して飛べば良い」の御影と窓ちゃんとのやりとりからのラストの展開は、この日のこの選択だからこそ観ることができた景色でした。
「気持ちだけでは動かない~」からの練習シーンの振りが好き。

第参参道

セトリ&選択
第参参道選択 [自動選択→参詣せり]
1.《祝い酒に隠し味を足してあげる理解者?》な男
次回公宴第壱参道選択
 [私の選択→参詣す(右) 会場集計結果→参詣す(左)]

月人さんがお縄になった、という状況が面白くて最初はちょっと笑ってましたが、遂に語られた彼の本音にどんどん引き込まれました。
生きボク、遊戯盤から続く彼の物語の、一つの終着点だったと思います。

「身を焦がす~」からのメロディ引用や「永遠の少年」のコーラスなど、いつもは後から他の人の感想を見て気づくことが多いんですが、今回は自力で記憶の水底から引っ張り出すことができました。

メンバー紹介~国歌

登場早々Revoさんが何を言っているのか解りませんでしたが、ハロパの時の台風に絡めたネタだったようです。そこまでは抑えてなかった。
恒例のBD延期の謝罪に加え、この日の悪天候についても謝罪が。
私は幸い大した影響なく参加できましたが、交通機関がストップして来られなかった方もいたようです。
選択の結果失敗したのであれば諦めもつきますが、天候のようなどうしようもない事象で断念するというのは、他人事ながら悔しく思います。

紅蓮の弓矢と心臓を捧げよのくだりは、前回参加時も似たようなこと言ってたので笑いました。*3

メンバー紹介

やっちーの酔っ払いコント、思った通りのキャラでいいですね。
ピコさんと語り部Revoさんのエピソードトークといい、終ひの公宴にしてはミニマムな雰囲気でしたが、それもまたよし。

水野さんの紹介の時、映像での紹介でしたが、ハセガワさんがまず舞台上に向けて手振りをしていたのが印象に残りました。
うっかりなのか意図してなのか分かりませんが、この日出番のなかった水野さんも同じ舞台上に並んでいたように感じました。
2回参加して「生きているのはボクだけなんだろ」が聞けなかったのがちょっと心残りです。

即ち...光をも逃がさぬ暗黒の超重力

前回の反省を活かしてボイスストラップは予め首から下げていたんですが、超重力で邪魔になるので一旦外しました。意味なかった。

MC

Revoさんからこの先の展望について少し話がありました。
まだBDも出ていないのに気の早い話ですが、パンフのインタビューでも言っていた通り、確かに絵馬と同じ方向性で進化させていくのは難しそう。
次の作品がどんな形になるのか想像もつきませんが、きっと未だ誰も見たことのない世界を見せてくれるのでしょう。

栄光の移動王国 -The Glory Kingdom-

今回はボイスストラップのタイミングもバッチリでした。

終宴後

帰路

Revoさんが天候を鑑みて早め(と言っても21時半頃までやってましたが)に切り上げてくれたこともあり、多少余裕をもって移動できました。
帰りはサンホラ曲を聞きながら、今日の記憶を反芻したり、他の方のレポを見たり、全然関係ない話題を見たり。
幸い天候による交通機関の遅れはなく、かなり濡れましたが予定通りの時刻に帰宅できました。荷物はビニール袋に入れたので無事。

翌日

翌日6/3の千秋楽では、結果として星は15個集まったものの、その先にあるらしいルートはチラ見せ程度で終わったようです。
残念ではありますが、私達の選択した結果を尊重した結果であり、だからこそ意味があると思います。*4

また本公宴の映像化がない旨も発表されました。
理由として予算の都合と説明があったようですが、形に拘らなければ何らかの形での映像化は不可能ではなかったのではないかな、と思っています。
以前からRevoさんは、DVDやBDはコンサートの代替や付随物ではなく、一つの映像作品として作ってると公言しています。
寂しくはありますが、完成度にこだわってこそのサンホラだと思うのでその選択は尊重したいです。

全公宴を振り返って

自分が参加した公宴は2回でしたが、参加しない回も他の参加者のレポートは逐一チェックしていました。
せり曲のパターン予想やストーリーの考察、MCでの出演者達の絡みなど、毎回楽しみで、もう終わりかと思うと名残惜しいです。

私はこれまでのサンホラのコンサートでは、そこまで熱心にレポを追ってはいませんでした。
今回の大神再臨祭で他公宴の内容まで知りたいと思ったのは、セトリや演出が毎回違う内容になり、それぞれの情報を合わせないと全体像が分からないことが理由の一つです。
ただより大きかったのは、自分の選択がその後の公宴にどんな影響を及ぼすのか、知りたかったからだと思います。
公式でもローラン同士の情報交換を推奨する動きがあったり、まさにRevoさんのコメントにあった「全公宴の大神で完成させるひとつの大きなコンサート」だったなと思いました。

 

*1:今調べたらNEXT TREND FES.TOKYOってやつみたいです。自分とは縁遠い世界だ。

*2:第弐参道がせりだと革命先生の連載が読めるらしいというのも、この方針にした理由の一つ。さらに第参参道で「神と私の生きる道」を選べば、翌日の千秋楽でも第弐参道せりにして早めに星を集めることも可能、とも思いましたが、このパターンだと翌日の第壱参道が左でなければならないのでちょっとハードル高いかな、と思いました。

*3:アルピーが忍者のネタのことをいつまでも擦ってるやつみたいで好き。

*4:成功が保証された人生なんてつまらないってピュア様も言ってたし。